笹部 紀成 「0次元」2022年12月17日(土)〜2023年1月8日(日)
2022.12.5
手と花では2022年12月17日(土)〜2023年1月8日(日)の会期で笹部 紀成 個展 「0次元」を開催いたします。
幼少期、人見知りで引っ込み思案だった私は他者とのコミュニケーションを拒み、一人、空想の世界に浸っていました。
一方でふざけるのが大好きで人を笑わせることに喜びを感じてしまうという矛盾も抱えてました。やがて1960年代〜70年代の漫画や音楽から受けるサイケデリックなイメージに身を委ねる事で自我を獲得していきました。
19歳の時、伊藤桂司氏やヒロ杉山氏の作品に衝撃を受け、本格的に絵画制作を開始しました。
品行方正という言葉が大嫌いで紆余曲折、回り道、歪み(ひずみ)や歪み(ゆがみ)が原動力となり、作品を多数生み出していきました。
昨年の亀戸アートセンターの個展では大量の自作のマグネットを天井いっぱいに貼り付け、異空間を表現しました。
そしてこの度、満を待して東京は下町、神田のテトカに大型の描き下ろし8点の絵画と小品数点をドロップします。
尚、本展では常態的に所有するレコード、CDを流し、音と絵でカオスな空間を志向していきます。「不安定レコード」と題して演歌、歌謡曲、女性ボーカル、アニメソング、アンビエント、エレクトロニカ、ジャンルを分裂的に縦断していきます。
「ありふれた日常に潜む狂気」と「もう一つの世界」を感じて頂ければ幸甚に存じます。
(笹部 紀成)
小さい頃からお絵描きやサッカーなどをして遊んでくれてありがとうございます。これからも頑張って下さい。
(志輝)笹部紀成 甥っ子
昭和の子供雑誌の挿絵のような牧歌的なタッチの中に垣間見られるレトロフューチャー感とサイケデリクスとあとリビドー。
音楽でいうとboads of canadaやvaper waveを想起させてくれます。
(南)友人
音、速度を感じる構図、多彩でベルベットのような質感。
宙を浮いているような気分にさせてくれます。
そのあとゆったりと嬉しくなって、これでいいのだ乾杯!!
笹部紀成に納得するんです。
手と花の個展楽しみです。
(井出佳美)
スプーンが曲がるのは副次的なものであり、スタンリー・ミリガンの能力はもっとスピリチュアルかつサイコロジカルだ。姉との再会を果たした彼のパワーは内と外が反転した状態で放出され、標的は完全なる闇となった。リフレインは山に向かって叫び続け、形而は激しく上下する。
(水野健一郎)
笹部の絵を、30年近く見てきた、最近ではあまり使う作家が減ってきたパステルを、笹部は長年使って絵を描いてる。幾重にも塗り重なった笹部のパステルは、油絵の具の様に滑らかに、色彩を放つ。笹部の創り出す独特の世界観は、サイケデリックメルヘンである。非現実空間で戯れる子供達、お花畑を疾走する乗馬の騎士、見れば見るほど、その怪しい笹部ワールドに引き込まれていく。危険な絵である。
(ヒロ杉山)
笹部紀成/Norishige Sasabe
1973年神奈川県生まれ
東洋美術学校卒
2000年、2010年ザチョイス年度賞受賞
個展、グループ展参加多数
雑誌、書籍等に作品を寄稿
Instagram|https://www.instagram.com/norishigesasabe/
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展覧会概要
展覧会名:笹部 紀成 Norishige Sasabe 「0次元」
会期:2022年12月17日(土)〜2023年1月8日(日)
営業時間:16:00〜22:00
休廊日:水曜日
冬季休廊:2022年12月31日(土)〜2023年1月4日(水)
会場:手と花|TETOKA
住所:東京都千代田区神田司町2-16-8.1F
Tel : 03-5577-5309
※換気のため、店舗引き戸を開けた状態で営業しております。店舗内では、次亜塩素酸水噴霧器にて除菌と加湿に努めます。ご来場いただいた際はマスク着用の上、手指消毒の実施、手洗いや、うがいなど、ご協力を頂けますよう何卒よろしくお願い申し上げます。