小笠原徹「SOU5|はっぴーぺいんてぃんぐ」2020年11月14日(土)~11月29 日(日)

2020.11.9

テトカでは、11月14日(土)~11月29 日(日)の会期で小笠原徹 展「SOU5|はっぴーぺいんてぃんぐ」を開催致します。

奇才・小笠原徹さんの個展がもう少しで始まる。胸が高鳴って仕方がない。過去4回に渡って開催されてきた伝説の個展『SOU』。回を重ねるごとに作品数は増殖し続け、前回の『SOU4』では、ペインティングやコラージュを含めると1000点近くあったかもしれない。

パンクでカッコ良い子、恐ろしい子、優しく愛くるしい子、繊細で気むずかしい子、酔ってる子、訳のわからない子…すべての作品が一筋縄ではいかない個性の持ち主で、優等生はひとりとしていない。例えるなら、ギャラリーにUFOが襲来し、中から得体の知れない物体が次々と侵入してきて、壁や床にびっしりとへばりついたような異様な空間。それが『SOU』。

個は集合体になることで別の大きな何かへ形を変える。刺激し合いながら生きている。会場がうごめいている。さっき観たはずの作品が翌日には別の顔になり、場所すらも移動している気もする。ひとつひとつの作品がエネルギーを放ち、観る者の感情を揺さぶってくる。ふと思った。これは“SOUL”だ。『SOU』は小笠原徹さんそのものなのだ、と。

個性豊かな侵入者たちの正体は、小笠原さんの内にある感情や性格たち。そう考えるとすべてがしっくり来る。最近では「数は少なくてもいいので、日課でもなく作業でもなく、意図せず自由に楽しく納得いく作品を少しずつ描けたら」と思うようになったとのこと。

今回、どれくらいの数を展示するのかは分からないが、タイトルを見る限り、どうやら小笠原さんの「嬉しい」や「楽しい」の部分がメインになるようだ。とは言え、多くの作品は“層”の集積。「愛やハッピー」の奥には「憎しみや狂気」が見え隠れしているかもしれない。ぜひ、会場で小笠原さんを全身で体感して欲しい。対話して欲しい。
きっと第六感をくすぐるようなワクワクやドキドキが待っているはず。
(ヒロ ナカムラ)

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作品と向き合うとき、何も考えずに入る事が多いです。仮にイメージがあったとしても、最終形態は全く別物になっています。多数のイメージが重なり合い、新たなイメージへと変貌させます。「描いては消し」「切って貼って剥がす」を繰り返す事により生まれる、その一枚に過ぎないのです。それを「SOU」と言う形で継続し今回5回目となる展覧会です。本展では新作ペイント及びSOU本来のドローイング数百点を中心とした構成となります。
(小笠原徹)

profile|toru ogasawara|小笠原徹
1975年東京生まれ。東京工芸大学工学部画像工学科卒業。
枠のない表現スタイルにより、様々な媒体に作品を提供。
タスマニア、ポートランド等のグループショーに参加するなど、作家活動は国内外と幅広い。
http://www.bakudankick.com/
https://www.tis-home.com/toru-ogasawara/
https://www.instagram.com/bakudankick/
https://www.facebook.com/toru.ogasawara.39
info@bakudankick.com
2009年 HB FILE コンペ 仲條正義賞|2012 年 HB FILE コンペ 永井裕明賞

展覧会概要
展覧会名:小笠原徹「SOU5|はっぴーぺいんてぃんぐ」
会期:11月14日(土)~11月29 日(日)
営業時間:16:00〜22:00
休廊日:水曜日
会場:手と花|TETOKA
住所:東京都千代田区神田司町2-16-8.1F
Tel : 03-5577-5309

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