堀 道広 展『挑戦2018』 2018年9月29日(土)~10月21日(日)

2018.09.27

テトカでは2018年9月29日(土)〜10月21日(日)の会期で、漫画家・堀道広による個展「挑戦2018」を開催いたします。線画とペインティングを組み合わせた対の新作、立体作品などを展示します。ご多忙の折とは存じますが、本展を皆様にご高覧頂ければ幸いです。


胴体がパンになった紳士や、背丈よりも肩幅の方が広いダンディな男など。やたら首が太い、細長い、顔が細っ!とか、なぜそうなったかは分からないが、めちゃインパクトのある人たちが、何も成し遂げていないようで、すごい濃さで生きている。
シュールにじわじわくる堀さんの漫画は、堀さんのニッチな好きなことであふれています。ルーツである、うるし。他にも、パン、耳かき、部屋干し、古道具とか。とても漫画になるとは思えないハシッコの題材を愛し、思いもよらぬフォルムに落とし込んで描く、そのキテレツな思考回路は、未だ理解の範疇を超えて、ぜんぜん読めない角度でズサッ!っと差し込んでくるのです。
そんな堀さんの新たな「挑戦」は、イラストレーターの和田誠さんが大昔に描いたピースの煙草広告の線画を元に、新たに着彩した作品として描きなおして一緒に展示した展覧会の図録『地にはピース』の構成にインスピレーションを得て、線画(ラフ)と着彩を対で展示するという試みです。「ラフの方がいいね!」と言われることも多いという堀作品の、完成前後の違いをこっそり見つける楽しみもありそうですし、単にそれだけでもなく、ほぼ1日でつくる「ざっくり乾漆造」も並ぶようです。
堀さんの「挑戦」のクスッと感。書ききれないので、ぜひ会場で見届けてください。
大池明日香(LABLINE.TV)

PROFILE
堀道広 Michihiro Hori
うるし漫画家。1975 年富山県生まれ。文化財修復会社を経て、うるし屋で職人として働きながら、98 年に月刊漫画「ガロ」でデビュー。うるしによる陶磁器修理のワークショップ「金継ぎ部」主宰。漫画作品に『青春うるはし! うるし部』『耳かき仕事人サミュエル』『パンの漫画』など。他著書に『おうちでできるおおらか金継ぎ』がある。アックスで『おれは短大出』、左右社ウェブで『フルタの古道具めぐり』を連載中。他、雑誌のイラスト連載などもさまざま。
http://michihiro.holy.jp/

EVENT
▼9月29日(土)19時〜 オープニング・レセプション(作家在廊)
▼10月14日(日)11時〜16時 tetoka 放屁免許証 発行会
あなたの似顔絵つきで、tetoka やエレベーターや会社内でおならしても良い免許証を発行します。tetoka で毎月恒例の「神田蚤の市」内です。(発行手数料 1,000 円)

GOODS
マスキングテープなどのオリジナルグッズ、書籍、マンガなどを販売します。
他、SNS などで告知します。

展覧会概要
展覧会名:堀 道広 展『挑戦2018』 Michihiro Hori exhibition | CHALLENGE 2018
会期:2018年9月29日(土)~10月21日(日)
【オープニング・レセプション:9月29日(土)19:00~(作家在廊)】
営業時間:16:00-23:00
休廊日:水曜日
イベントのある日は営業時間が変更となる場合がございます。
TETOKAホームページ、フェイスブックをご確認下さい。
会場:TETOKA
東京都千代田区神田司町2-16 楽道庵1F
Tel: 03-5577-5309
観覧料: 1ドリンクご注文制
企画 ・プロデュース/LABLINE.TV with Michihiro Hori