松下徹「Pigment X」2015年2月14日(土)~3月1日(日)
2015.01.29
TETOKAでは、2015年2月14日(土)~3月1日(日)の会期で、
松下徹の個展「Pigment X」を開催いたします。
ご多忙の折とは存じますが、本展を皆様にご高覧頂ければ幸いです。
Pigment X
システムと作意性
例えば貴方が線で漫画のキャラクターを描くとします。
どこから描きますか?目ですか?輪郭ですか?
最初の一筆はどこから描くでしょうか?
一旦今そこで描くふりをしてみてください。
もし貴方が右利きなら、そうですね、、
左側の輪郭から描き始めて、次に眉毛?そして
目を描くでしょう。あたってないですね、すみません。。。
でも少なくとも洋服の襟から描きはじめることはないでしょうし、
足からということもありませんね。
(もしそうだったら天才だと思います)
大体の場合絵を描くということは、ある程度システム化
されていて、あれをこうすれば良いといった具合に
人それぞれにルールがあります。とりあえず画面に対して
こういう角度でびゅ!と線を引くか!と言った感じにね。
そういうのに飽きた人は大体絵を描くのを辞めちゃうし、
どんどん新しい絵に挑戦しても、その人の画面構成や
色使いの癖ってやつは抜けきらないのですよね。
そこで僕が考えたのは、もうめちゃめちゃな方法です。
絵をぐるぐるまわしながら色を塗ったり、絵の具を
ひび割らせたり、絵の具を塗って重ねて削ったり。
そうやってあえて自分の癖みたいなものから抜ける出す為に
絵を描くのにシステムを作って、そのシステムと自分の
癖を葛藤させて絵を描くというのが僕の絵を描く方法です。
そういうのを工芸に例えたり、コンピューターグラフィックスに例えたり
いろんな説明をしてみますが、いまいち自分でも何かはよく解って
いません。でもとにかく一つでも言えることがあるとするならば、
システムと作意性のズレの間に新しい何かが生まれてくることを
常に狙っています。
[ 松下徹 ]
1984年神奈川県生まれ
2010年東京藝術大学先端芸術表現科
修士課程修了
システムと作意性をテーマとし、特殊な道具や
絵の具の化学変化を使った絵画/壁画作品を制作。
近年はSIDE CORE等、複数の展覧会の企画や運営にも
携わっている。主にストリートアートについてリサーチし、
これを自身の制作や企画の軸としている。
主な展覧会
2015.2「When the Wind Blows 風が吹くとき」
Millennium Court Arts Centre、北アイルランド
2014.12「POP & STREET」
西武渋谷店、東京
2014.11「ENISHI」
西武渋谷店、東京
2014.7~10 「WRECKAGE part.1~3」
西武渋谷店/MG/BLOCK HOUSE、東京
2014.10「一枚の絵の力」
Tokyo Designers Week、東京
2014.9「ARAFUDO ART ANNUAL」
土湯温泉町、福島
2014.8「BCTION」
ニュー麹町ビル、東京
2014.7「真鶴マチナーレ」
真鶴町、神奈川
2014.3「recent works」
island MEDIUM、東京
2014.3「SIDE CORE-公共圏の表現」
西武渋谷店/東京アートフェア、東京
2014.1「Kiss The Heart」
三越銀座店、東京
展覧会概要
展覧会名:松下徹「Pigment X」
会期:2015年2月14日(土)~3月1日(日)
[オープニング・レセプション 2月14日(土)19:00〜22:00 作家来廊]
★3月1日(土)松下徹「Pigment X」展 「Crossing Chronicles」ゆき&キューティーズ ライブ
ライブ:17:30~18:15
入場料: 1500(ワンドリンク付き)
★関連イベント開催★
店舗前にて、セキ古道具市の展示同時開催します。
営業時間:16:00~23:00
イベントのある日は営業時間が変更となる場合がございます。TETOKA ホームページ、Facebookをご確認下さい。
定休日: 水曜日
会場:TETOKA(東京都千代田区神田司町2-16 楽道庵1F)