Exhibition, News

Satoshi Ogawa Exhibition “BIRDS” 2021年3月20日(土)〜 4月4日(日)

テトカでは3月20日(土)〜 4月4日(日)の会期でSatoshi Ogawa Exhibition “BIRDS”を開催致します。

序に代えて
「鳥と男」 ー フィジュミ地方の民話より
 森のはずれに男が住んでいた。男は絵を描いて暮らしていたが、なかなか思い通りに絵を描くことができないでいた。
男は朝に散歩をするのが日課だった。 散歩の通り道、木立の上を飛びまわる鳥を見あげては「あんなふうにのびのびと気持ちよく生きたいものだ」 と思っていた。
 ある日のこと、男が腰かけてスケッチをしていると、鳥が近くの木の枝にとまった。 男は良い機会だと思い、「やあ鳥よ、お前は羽があるから自由に空を飛ぶことができるし、いつでも好きなところへ行くことができる。 うらやましいな」 と話しかけてみた。
 すると鳥は言った 「あらあら、わたしも同じようなことを思っていますよ。 あなたには腕があって、自分が思っているものを絵に描くことができる。それこそうらやましい」 。
 「お前もそう思っているならちょうどいい。お前とおれとで入れかわろうじゃないか」 と男がもちかけてみると、鳥も喜んで、男の話に賛成した。
 そのときひゅうっと風が吹いてひととき、鳥は目を閉じ考えてから男にこう言った。「やっぱりいまの話はやめましょう。考えてみたら私は空を飛ぶことがなにより好きなんです。空を飛べなくなったらどうしていいかわかりません」。
 男はたいそう残念がったが、鳥の言い分はなんとなくわかったので飛んでいく鳥のうしろ姿に大きく手を振って別れた。その後も男は絵を描く生活を続けたが、ちょっとだけ空を飛び回るように絵を描けるようになった気がしたものだった。
(小川 哲)

profile|小川 哲 Satoshi Ogawa
1972年島根県生まれ。セツ・モードセミナー卒業。音楽制作会社に勤務後、イラストレーターとして活動。水彩を用い、シンプルな形や幾何学、パターンを取り入れたリズミカルな作画で雑誌や書籍、CDジャケット等を中心にイラストレーターとして活動。また、イラストレーションを用いたプロダクトの企画制作にも積極的に携わる。継続的に個展の開催や、音楽をテーマにしたZINEの制作、選曲など独自の活動にも力を入れている。
2021年は6月に「月のはなれ(銀座)」、7月「WOLK(清澄白川)」、10月「オキーフ」 (日立)での展示を予定している。
website|https://satoshiogawa.amebaownd.com/
instagram|https://www.instagram.com/ogsatoshi/

展覧会概要
展覧会名:Satoshi Ogawa Exhibition “BIRDS”
会期:2021年3月20日(土)〜 4月4日(日)
営業時間: 14:00~21:00(LO20:00)
※東京都の営業時間短縮要請に伴いtetokaの営業時間は当面の間、14時〜21時(LO 20:00)となります。
※ 社会情勢により営業時間が変更になる場合がございます。ご来場の際にはホームページ、snsでのご確認をお願いいたします。
休廊日:水曜日
会場:手と花|TETOKA
住所:東京都千代田区神田司町2-16-8.1F
Tel : 03-5577-5309

換気のため、店舗引き戸を開けた状態で営業しております。マスク着用の上、暖かい服装でお越し下さい。
店舗内では、次亜塩素酸水噴霧器にて除菌と加湿に努めます。店舗内清掃も次亜塩素酸水を使用しております。
入口、店内、トイレに除菌スプレーを置き(手指消毒としてご利用ください)ご来場いただいた際は手指消毒の実施、手洗いや、うがいなど、ご協力を頂けますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
ご自身の健康と体調に気をつけつつ、無理のない範囲でご来場、ご高覧いだだければ幸いです。

2021-03-12 | Posted in Exhibition, NewsNo Comments » 

 

エヴェリナ・スコヴロンスカ|Ewelina Skowronska「Time will tell」2021年2月27日(土)~3月14 日(日)

テトカでは2月27日(土)~3月14 日(日)の会期でエヴェリナ・スコヴロンスカ|Ewelina Skowronska 個展「Time will tell」を開催致します。

フロイトの理論の一つである「ファミリー・ロマンス」によると、私たち一人ひとりが子供の頃から人生の終わりまでにおいて「抱える」こととなる、性的なペルソナの集団に属しているそうです。 誰を愛し、誰を憎み、私生活ではどのような関係を築いているのか、同僚や上司、あるいは道で出会った見知らぬ人たちとの関係も含めて、生涯を通じて私たちを決定づけているのです。自由意思とは幻想にしか過ぎないのかもしれません。
しかし、一人ひとりの個人を受け入れる事は決して出来ないけれども、個人を取り巻く「ファミリー•ロマンス」を受け入れる事は出来ると感じています。

2020年12月、コロナウィルスに感染し、3週間近く入院した母の退院後のサポートをするためにポーランドへ向かうことになりました。その道すがら私は、この先の数週間自分がどこに向かっていくのか、恐怖と不安の渦中にいました。ポーランドと日本の間にまたがる8,500キロの距離が私を「ファミリー・ロマンス」」の概念へと近づけてくれたのです。

この経験は個人的な物語となるのでしょう。

しかし、これは現実だったのか?と私は感じているのです。
(エヴェリナ・スコヴロンスカ)

profile|エヴェリナ・スコヴロンスカ|Ewelina Skowronska

1980 年ポーランド生まれ。広告業界でキャリアを積んだ後、2013 年よりアーティストに転身。2015 年ロンドン芸術大学にてビジュアルアーツ(視覚芸術)専攻課程終了。現在は東京を拠点に、イギリス、アメリカ、カナダ、アイルランド、日本などで個展やグループ展に参加、国際的に活動している。

2017 年ST Bridge Foundation によるPrint Prize 受賞賞。版画作品は、Victoria and Albert Museum(イギリス)、Guanlan Printmaking Museum(中国)、スパイラル / 株式会社ワコールアートセンター(日本)などにコレクションされている。Royal Academy Summer Show 2017、Ashurst Emerging Artist Prize 2018 選出。 Women’s Studio Workshop(2017 年 ニューヨーク)、Kala Art Institute(2018 年 サンフランシスコ)、Banff Center for Arts and Creativity (2019 年 バンフ、カナダ) 南島原市アートビレッジ・シラキノ(2020 年 長崎県南島原市)など数々のレジデンスプログラムにも参加している。

website|http://ewelinaskowronska.com/

Ewelina Skowronska Exhibition「Time will tell」

One of Freud’s theory called “family romance” explains that each of us have a constellation of sexual personas that we “carry” from childhood to the end of our life. This determinate us through the whole of our life span, who we love and who we hate, what kind of relations we are building in our private life, but also relations we have with coworkers, bosses, or just strangers on the street. It seems that free will is an illusion, as we can never embrace a single individual person, but embrace whole of the person “family romance”.

When in December 2020 I was suddenly on my way to Poland to support my mother who was just released from the hospital after spending there almost 3 weeks due to covid-19, I was in a fear and uncertainty about what next weeks will bring me.

8500 km distance between Poland ans Japan only bring me closer to my family romance.

This will be a personal story.

But did it happen?

profile|Ewelina Skowronska
Visual artist (b. 1980 in Poland, currently lives and works in Tokyo). After having an accomplished career in advertising, Ewelina decided to fully dedicate herself to art in 2013. She retrained and specialised in visual arts at University of The Arts London where she graduated with distinction in 2015.
Ewelina's work has been exhibited in London, Ireland, USA, Canada, Poland, and Japan. In 2017, she was awarded the Print Prize by ST Bridge Foundation, and in 2018 she was shortlisted for Ashurst Emerging Artist Prize 2018. Her prints are in the collection of VA Museum London; Spiral Wacoal Art Foundation, Tokyo, Japan; Guanlan Printmaking Museum, China and many more.

展覧会概要
展覧会名:エヴェリナ・スコヴロンスカ|Ewelina Skowronska「Time will tell」
会期:2021年2月27日(土)~3月14 日(日)
営業時間: 14:00~20:00(LO19:00)
※ 社会情勢により営業時間が変更になる場合がございます。ご来場の際にはホームページ、snsでのご確認をお願いいたします。
休廊日:水曜日
会場:手と花|TETOKA
住所:東京都千代田区神田司町2-16-8.1F
Tel : 03-5577-5309

換気のため、店舗引き戸を開けた状態で営業しております。マスク着用の上、暖かい服装でお越し下さい。
店舗内では、次亜塩素酸水噴霧器にて除菌と加湿に努めます。店舗内清掃も次亜塩素酸水を使用しております。
入口、店内、トイレに除菌スプレーを置き(手指消毒としてご利用ください)ご来場いただいた際は手指消毒の実施、手洗いや、うがいなど、ご協力を頂けますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
ご自身の健康と体調に気をつけつつ、無理のない範囲でご来場、ご高覧いだだければ幸いです。

2021-03-08 | Posted in Exhibition, NewsNo Comments »