信濃八太郎個展「光灯手花(ヒカリガトモルテトカ)」2019年10月18日(金)〜11月4日(月)

手と花では10月18日(金)〜11月4日(月)の会期で信濃八太郎による個展「光灯手花(ヒカリガトモルテトカ)」を開催いたします。本展では、香港のネオン看板に着彩した立体などの新作を紹介します。

安西水丸先生との出会いは、偶然のような、きっと必然だった。

きっかけは日大の芸術学部在学中、同じ図書館難民のハグレモノ仲間に誘われて潜った授業後の宴会で。酒が進んだ2人は「何か描いて持ってきたら見てあげる」という特殊な関係で、何年もの縁を育むことになる。

絵の何たるかも分からぬまま、描いては描き、褒められたり怒られたりしながら「絵は人なり」を学んだ。「なにも頭でっかちに芸術をやろうと、裸になれと言ってるんじゃない。ここに君が生きているだけで、それが本質なんだ」と、イラストレーター道を説いた安西先生。「僕は一本の線だけで、それが和田誠か、宇野亜喜良か、横尾忠則か、灘本唯人の線かが分かる。君もそうならなければ」と言った亡き恩師に、今ならきっと、信濃八太郎の線というのも分かるに違いない。

展示を前にtetokaで会った信濃さんは、お店に置いてあった香港のネオン看板に魅了されて、それをキャンバスにすると言った。「コントロールが効かない要素を絵のなかに必ず入れたい、それが絵を面白くする」と話す信濃さんの最高潮の興奮を、そうなれば、全力で楽しみたいと思う。会場は、信濃さんの幼馴染で大学時代に日大の音楽室に潜ってピアノを練習し、数ヶ月前にtetokaにピアノを持ってきてくれた豊洲仲卸の小松和史さん(魚狂かつ、日本一戦メリを弾いた男)の演奏も響く、懐かしのウォン・カーウァイ映画のような、ちょっぴり切なくもある秋の舞台となるでしょう。
(大池明日香/LABLINE.TV)

あくまで「個人的な」職能見解ですが、常々イラストレーターの仕事というのは、看板屋さんや電気屋さんと同じようなもので、いかに斬新な絵を描くとか芸術的なハンダ付けが出来るとかを見せるよりも、困ったときには「はいよ」と、すぐに道具を持ってかけつけてくれる存在であるべきなんじゃないかと思っていて、そんなつもりで日々仕事しています。生活する人と同じ速さで一緒に歩いていくなかで、自分に出来ることをする。

比喩のつもりでよく使っていた言い回しが、なんと今回、素敵な素材(電気がつく看板!)との出会いがあって実現する運びとなりました。看板屋イラストレーター。
日々の暮らしを少し明るく灯すような、そんな作品を展示したいと思います。
(信濃八太郎)

PROFILE
信濃八太郎/Hattaro Shinano
イラストレーター。1974年生まれ。日本大学芸術学部演劇学科舞台装置コース卒業。在学中より安西水丸氏に学ぶ。雑誌、書籍、広告などを中心に活動中。現在、wowowシネマ『W座からの招待状』(毎週日曜21時から)で小山薫堂さんと案内人役を務める。
http://shinanohattaro.com/

EVENT
▼10月18日(金)
夕方頃〜オープニングパーティー。持ち寄り可・お子様歓迎・小松和史ピアノ演奏+信濃八太郎アニメーション上映あり。
▼10月26日(土)
TETOKA定例の音楽イベント「GOD BLESS U」に信濃八太郎がDJ参加します。
▼11月2日(土)
料理・三浦康嗣(□□□)×魚・小松和史(豊洲仲卸)による魚会。

展覧会概要
展覧会名:信濃八太郎個展「光灯手花(ヒカリガトモルテトカ)」
会期:2019年10月18日(金)〜11月4日(月)
営業時間:16:00~23:00
作家在廊日、他イベントなどは、SNSほかホームページで告知します。イベントのある日は営業時間が変更となる場合がございます。詳細はTETOKA ホームページ、Facebookをご確認下さい。
定休日: 水曜日
会場:TETOKA
東京都千代田区神田司町2-16-8
Tel: 03-5577-5309
観覧料: 1ドリンクご注文制
企画 ・プロデュース/LABLINE.TV with Hattaro Shinano

2019-10-10 | Posted in Exhibition, NewsNo Comments »