悳祐介 展「自活」2018年3月1日(木)~3月13日(火)

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TETOKAでは3月1日(木)~3月13日(火)会期で、悳祐介(イサオユウスケ)展「自活」を開催致します。
名字か名前か周りの人々を混乱させる珍しいファミリーネームを持つ悳祐介は、美大の映像学科を卒業後、映像業界にはつきものの、ブラックを超える黒さを持つ過酷な制作現場で日々、身を削りながら生き、つくり、キャリアを積み上げてきました。当時、僕の収集している古本の展示即売会に顔を出した彼は、他の古本マニアが見向きもしない奇妙な本ばかりを購入する図抜けたセンスと、オリジナルな審美眼を持つ映像ディレクターでした。
今でも思い出すのは、1960年代フランスで出版されたグラビア印刷の黒々とインクの載った重たいページの上に流木や木の根、木のうろをポートレートの様に撮影した写真集で、自然物なのに縄文やケルト、円空仏やアフリカ彫刻のオリジンを感じさせる時空超越本でした。しばらくしたある日、彼はすべての仕事と締め切りを放り出して夜の黒い闇の中へ失踪したのでした。アパートの照明やエアコンは付けっぱなし、ドアの鍵は開けっ放し、携帯電話は置きっぱなし、プッツリと見事に日常から蒸発したのです。家族にも行き先を告げずに。一年後に再会した彼はモノクロームの絵を描き始めていました。リハビリのような、祈りのような、光のために影を点描する悳祐介の黒い絵を、ぜひご高覧下さい。
(手塚敦嗣|TETOKA)

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悳祐介 Yusuke Isao
1983年生まれ 武蔵野美術大学 映像学科卒業
フリーランスで映像制作を行っている。
心のバランスを取る為、絵を描くようになりライフワークとなる。
様々な太さのペンを使って点描する手法が特徴。
昔の個人写真から発想を得て架空の人物を描くシリーズと無意識に描いたラインから形を見つけ点で質感をつけていく抽象的なシリーズがある。
https://www.instagram.com/sumiomond/

展覧会概要
展覧会名:悳祐介展「自活」
会期:2018年3月1日(木)~3月13日(火)
【 オープニング・レセプション:3月3日(土)19:00~ 】
営業時間:16:00-23:00
休廊日:水曜日
イベントのある日は営業時間が変更となる場合がございます。
TETOKAホームページ、フェイスブックをご確認下さい。
会場:TETOKA
東京都千代田区神田司町2-16 楽道庵1F
Tel: 03-5577-5309
観覧料: 1ドリンクご注文制

2018-02-05 | Posted in ExhibitionNo Comments »