David Duval-Smith exhibition「WE ARE FAMILY . the little things that anti-matter」 2017年4月1日(土)~23日(日)

2017.03.24

 

anitmatter (1)

僕の名前はディヴィッド・デュバル・スミス。
1970年ニュージーランド生まれ。クリエイティブユニット「生意気(Namaiki)」と「六本木Superdeluxe」のスターティングメンバーでパートナー。

最近、僕は恐怖を乗り越えようとしている。
全ての種類の恐怖、主には想像するところの死の恐怖だけれど。
僕の喜びや皆に楽しんでほしい作品にこめたクリエイティビティに集中することで恐怖から逃れている。
こうすることで、多分自分の存在価値を世界に示せると考えていたんだ。
けれど、この方法は失敗するしかなくて、なぜならただひとつの恐怖から逃れる方法はその中に飛び込むしかないからだ。
だから、自分のペインティングには変わることない一貫性の欠如が存在し続けている。
最近は、色の次元に広がる音楽を見るようだと感じている。その中を描くことで。
旅行もたくさんするし、仕事場ももたない。僕の絵は小さくて早い。

小さくて短い物語。

なにか大きなものをすぐに描きたいと思うけれど、でもみんなは小さくて重い話なんて必要としてるんだろうか。。。?

これは僕の2回目の個展でテトカで2度目の開催。
オーナー小林千絵子とは20年来の友人で、とっても大好きな人だ。パンク・サンシャイン・シスターだ。お店のドアを開けたら、彼女のすばらしいもてなしに、みんな愛いっぱいでテトカから帰っていくんだ。

この展覧会は僕のモノ
僕のワイフのモノ
僕のワイフの兄弟のモノ
僕のワイフのもう一人の兄弟のワイフのモノ
僕のワイフの姉妹のダンナのモノ
僕のシスターのモノ
何人かの友達にも声をかけたよ
彼らも家族だからね
さてどうなるかはお楽しみ
キスキスキス

ディヴィッド・デュバル・スミス

My name is David Duval-Smith, 
Born in New Zealand 1970. Partner and founder of Namaiki and Superdeluxe .
Recently I am trying hard to overcome fear.
Fear of all sorts, but mostly fear of death I imagine .
I have outrun fear by channelling my joy and creativity into things I hope people will enjoy…
I thought perhaps this will become make me more valuable in the world in some way. 
But this is a strategy doomed to failure, because the only way out of fear is through the inside . 
So my painting has been evolving, 
only my lack of consistency remains unchanged,
These days i feel it is like seeing music unfold in a color dimension, 
and animated on the inside,
As I travel a lot, and I have no studio, my paintings are small and quick. 
Small quick stories . 
I want to paint something big soon , but do we need small big stories …?
This is my second exhibition of paintings , and my second exhibition at Tetoka
I have known the owner, Chieko, for about 20years, I love her. she is the punk sunshine sister. people come through her door in need , and leave well loved, well fed and well drunk .

this is an exhibition of my stuff .
my wife’s stuff …
my wife’s brothers stuff …
my wife’s other brothers wife’s stuff …
my wifes sisters husbands stuff …
my sister’s stuff …
and some friends are invited as well
for they are family too 
we will see what happens 
xxx

David Duval-Smith

we are family

David Duval-Smith exhibition 「WE ARE FAMILY .the little things that anti-matter」
ディヴィッド・デュバル・スミス展「我らはファミリー (反物質である小さな事)」によせて

ディヴィッド・デュバル・スミス3年ぶり2度目のテトカ個展。今回はプラスして六本木スーパーデラックス15周年!さらにプラス美学校でもディヴィッド祭り!企画盛りだくさん過ぎてどうなっちゃうの?!全3箇所連動してテンション高めでお楽しみに!!
の…はずが、ディヴィッドから送られてきたテキストはなにやらシリアス…。おい!どうしたディヴィッド?

さて、思えばディヴィッドは、ずーーっとその人生を楽しんで生きているようにみえる。生活者としての製作者。個を尊重する個。絵と音楽と仲間。
それは大手クライアント仕事をしていたころからそれをフェードアウトさせて現在に至るまで、ずーーーっとだ。

そんなディヴィッドもここ数年で激動の時を経て、ついには父親になりクリエイティブなリアルライフに磨きがかかってるんじゃないか?また同時にファミリーの意味や現実に真剣に向き合っているのだろう。それが展示タイトルや彼自身のテキストに現れているように感じる。
さらに意味深なのが副題である「反物質である小さな事」。おそらくこれは人生半ばを過ぎたディヴィッド自身の残りの命とファミリーとの関係性の宇宙的な比喩ではないか?…とは言え、あまり推測を飛ばし過ぎるのも良くない。そこは彼自身にあとでちゃんと聞こうと思う。みなさんも会場で直接聞いてみてください。

彼の現在の興味対象はまずファミリー。そして相変わらず竹クラフト、インプロビゼーションミュージック、ドローイング。なにやらそれに「食」も加わったようだ。たぶん、クラフトと食は美学校で。ミュージックはもちろんスパデラで。そしてドローイングはテトカで。となるんではないだろうか。予想でしかありませんが、たぶんあたってます。

エンジョイライフでリアルクリエイティブ。そしてシリアス。
なんだ。迷っているようで、やっぱり答えは出てるんじゃん。

「なぜならただひとつの恐怖から逃れる方法はその中に飛び込むしかないからだ。」

マジック・コバヤシ
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展覧会概要
展覧会名:David Duval-Smith exhibition「 WE ARE FAMILY .the little things that anti-matter」
ディヴィッド・デュバル・スミス展 「我らはファミリー (反物質である小さな事)」
会期:2017年4月1日(土)~4月23日(日)
【オープニング・パーティー:4月1日(土)~2日(日)16:00-23:00 作家来廊】

【クロージング・パーティー:4月23日(日)14:00-23:00 作家来廊】
『いろxいろまん』ドゥイのクリエイティブな遊びの時間
色とりどりの生地(ビーツ/竹炭/かぼちゃ/抹茶/ココア/プレーン)と色とりどりの旬の食材を使った具材を使って、ねんどみたいにコネコネコネコネ。
好きな形につくったら、蒸してふくれて出来上がり!
つくってたべられる「Edible Amazing Time」です。
1回¥1,000(1drink付き)随時参加OK。
※4月23日(日)14時よりスタート。生地がなくなり次第、終了です

【ドゥイ】
小野亞斗子と轟岳によるユニット。2006年より、横浜・石川町で出会った元クリーニング店の建物を自ら改装した「ドゥイ山」にて「ドゥイのこども造形教室」を開き、こども達との閃きのセッションを日々展開。「ドゥイのこども造形教室」以外にも、保育園や幼稚園、学童保育所の他、各種の催しにて、参加者それぞれの発想や閃きの面白さと、即興性を大切に考える「クリエイティブな遊びの時間」を通し、創作行為をより身近でより深いコミュニケーションの手段とすべく活動。
http://duilab.com

営業時間:16:00-23:00
休廊日:水曜日
イベントのある日は営業時間が変更となる場合がございます。
TETOKAホームページ、フェイスブックをご確認下さい。
会場:TETOKA
東京都千代田区神田司町2-16 楽道庵1F
Tel: 03-5577-5309
観覧料: 1ドリンクご注文制