2022年5月21日(土)〜6月5日(日)の会期で Yusuke Isao exhibition「MEDIUM」を開催いたします。

MEDIUM

住宅地を歩いていると角が崩れたブロック塀に丁度いい大きさの丸い石がはめられている。一体化した形から放たれる微かな違和感が気持ちよかった。どこか純粋な雰囲気を帯びているその物体から人の直感のようなものを感じ、心が共鳴する。

一方に偏らず自然に理解したものに身を任せて描いた作品は見てくれる人に告げるというより、渡す感覚に近い。

欠けたものを見て丸い石を手にした人から受け取ったものは原像を探る手がかりとなり、自分の前と後ろにいる存在を思うことができる。

悳 祐介

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暗闇の中、映写機から放たれた光は線となり空間のチリを点描の様に可視化する。正面の白いスクリーンだけを観ていては気づけない。光線の通り道、空っぽの空間に眼を凝らすと、ただのチリはダイヤモンドダストの様にひかり漂う。何も無いはずの空間には何かが満たされ、潜んでいる。

イサオユウスケは大学で映像を学び、フィルムで自主映画を作る最後の世代として、学生時代を過ごした。コンピューターでの映像制作を始め、MVやアニメーション、モーションデザイン等のクライアントワークをつとめてキャリアを築いてきました。

2017年より点描による作家活動をはじめ、2018年に自身初めての個展をテトカで開催し、2022年にテトカで2度目となる個展を開催致します。

モノクロームの点描は若き日の自主映画のフィルムノイズを秘めています。その作画スタイルは刺青を肌に刻む針のように、鋭くリズムを刻み、いつ終わるとも無く淡々と点を打ち続ける、まるで読経し写経するかの様な、祈りに似た静けさと無限の内に没入する無私を感じさせます。そのモチーフは物質の持つ根源に辿り着こうとするかの様に石や結晶、貝や流木、プリミティブでトライバルな文様や、太古の遺跡、縄文やケルトと自分の魂のルーツを紐解いていくかのようです。

イサオユウスケは、永遠の時空のその大いなる命の源からやってくる無意識の底に眠る、人類の遠い記憶を掬いあげようと今日も「点」を打ち続けている。自分を探して。

手塚敦嗣 【Tetoka】

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悳 祐介/Yusuke Isao
1983年生まれ。学生時代はフィルムで自主映画を制作。
その後フリーランスで映像の仕事に携わる。
アナログに立ち返りモノクロームの点描画を始め、現在のスタイルとなる。
【個展】
2018「Jikatsu |自活」(手と花/神田)
2019「Utsutsu|現」(タンバリンギャラリー/神宮前)
2020「Yakou|夜行」(金柑画廊/目黒)
2021「Hakkou|白虹」(nijinone/東唐津)
2021「DOTS」(LAID BUG/初台)

https://www.instagram.com/sumioxmondo/l

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展覧会概要
展覧会名:Yusuke Isao exhibition「MEDIUM」
会期:2022年5月21日(土)〜6月5日(日)
営業時間: 16:00〜22:00
※ 社会情勢により営業時間が変更になる場合がございます。
ご来場の際にはホームページ、snsでのご確認をお願いいたします。
休廊日:水曜日
会場:手と花|TETOKA
住所:東京都千代田区神田司町2-16-8.1F
Tel : 03-5577-5309
※換気のため、店舗引き戸を開けた状態で営業しております。店舗内では、次亜塩素酸水噴霧器にて除菌と加湿に努めます。入口、店内、トイレに除菌スプレーを置き(手指消毒としてご利用ください)ご来場いただいた際はマスク着用の上、手指消毒の実施、手洗いや、うがいなど、ご協力を頂けますよう何卒よろしくお願い申し上げます。